駒 場 バ ラ 会 は、目黒区駒場 1丁目に古くからある「駒場ばら園」の
バラ達と、バラを愛する心を、この地の文化的財産として保存し、伝えてゆくことを目的とした会です。
「駒場ばら園」は明治44年開園で日本最古のバラ専門店とされ、日本中の愛好家に親しまれています。
平成17年に駒場ばら園 は敷地の縮小されることになりました。
駒場ばら園とオーナーである入澤夫妻を慕う人たちが中心となって、その縮小を惜しみ、地元の人達の協力を得、
目黒区と東京都のご理解と入澤夫妻のご好意を頂いて、縮小部分のバラを「駒場公園」内の旧前田邸西洋館前に移植しました。
その後、バラは、駒場東大正門横、目黒区立駒場小学校、目黒区立第一中学校、渋谷区立加計塚小学校にも寄贈されました。
これらの駒場地区のバラを、維持育成して行くためにできたのが『駒場バラ会』です。
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『駒場バラ会』が正式にスタートしたのは、平成18年1月。
入澤夫妻とともに、今はない駒場エミナースで気持ちのよいお披露目パーティが開かれました。
以来、目黒区だけでなく、首都圏全域から他府県まで、
150名前後の会員が参加しています。
主な活動は、「駒場公園」「駒場東大正門横_駒場ローズパス」「駒場野公園拡張部花壇」
などに植えられた約130本のバラの栽培と管理です。
年齢もさまざまのバラの愛好家が、数人ずつのグループで手入れにあたっています。
数カ所の栽培地では剪定、誘引、施肥、草とりなどの作業のなかで、
バラ栽培の技術を身につけ、磨いています。
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5年目の節目に東京大学の栽培地,駒場バラの小径(通称ローズパス)が完成し、東京大学と共同で記念の銘版を建てました。
お披露目会では東京大学副学長の小島憲道さん、入澤嘉代さんに出席いただき大層お喜びいただきました。
現在毎週木曜日と月に一度の定例作業(原則として第二日曜日)には、近隣に住む人だけでなく、
電車を乗り継いでくる人もいます。遠隔地の方たちからは、温かい応援の気持と、寄付などが届けられます。
会にはバラ栽培の初心者もベテランもおり、バラの栽培方法について常に情報交換し
『バラは人を呼ぶのですよ』という入澤嘉代さんの言葉どおり
「駒場ばら園」のご縁で出会った会員同志、楽しい交流をしています。
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